AI 医療
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AI の『ワトソン』が難病を特定したことがニュースになりましたが、AI は医療の世界でどんなことができるのでしょう?『ワトソン』以外のAI は開発されているんでしょうか?AI 開発が遅れているという日本で、医療での 活用はどうなっているのでしょう?

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AI で画像診断!?過酷な労働環境の診断医をAI がサポート!

現在、AI の画像認識能力は進歩し続けています。
現段階でもすでに人間と同等以上と言われているのです!

そこで、これからも進歩し続ける画像認識能力を医療に活用しよう、という動きが日本であります。
画像診断をする放射線科の医師をAI にサポートさせようというのです。

ところで、画像診断とはどんな仕事をなのかご存じでしょうか?
とにかく、ひたすらX線やMRIの画像データを見て、異常を見つけるお仕事です。

患者さんから直接感謝されることはほとんどないし、地味な仕事で専門医が少ないため、仕事はとっても多い。
大変なお仕事です。

ちなみに、先進国の中で日本はその放射線科の医師人数が人口比率で数えると、もっとも低いのだそうですよ。

その上、CTやMRIなどの機械の数は人口比率で換算すると世界で一番多いのだそうです。
それだけ診断数は多いということですね。

なんと、アメリカの3倍に手が届きそうなくらいに多いのです!
日本の放射線科のお医者さんは、他の国の医師の何倍も働いているんですね。
スゴいですね。

そのため、放射線科の医師不足をカバーするために、画像データをパソコンで転送して、他の病院や大学の医師に診断してもらう遠隔診断などを行っています。
ただこれでは、一人の、しかも優秀な医師の負担が増えるばかりで根本的な解決にはなりません。
そこで、AI の画像認識を利用して画像診断をさせようというのです。

アメリカでは、世界で初めてプロ棋士に勝利した『AlphaGo』を開発したGoogleのディープマインド社が、 日本ではキャノンが画像診断のソフトウェアを開発、研究をしています。

日本では、その画像データの多さと、放射線科の医師の今までの膨大な仕事量のおかげで、AI の学習に他の国よりも適しているのではないかと期待もされているそうですよ!!

難病特定!新薬の開発!スゴすぎるAI『ワトソン』の活躍!!

AI の『ワトソン』が難病を特定したことはニュースになりましたね。
『ワトソン』は、様々な医学論文や治療データを学習して、診察する患者さんの症状や特徴(年齢、体型、生活習慣)などから、病名を割り出しました。

でも、『ワトソン』の功績はそれだけでは終わりません。
なんと、人体の中でまだよく分かっていなかった3つのタンパク質の働きを特定したり、がんの新薬の開発をサポートしたりしています。

なぜそんなことができるかというと、人間と違って機械であるAIは莫大な量のデータを自身で記憶しておけるからです。
そして、今まで人間が研究してきたデータや論文や治療データなどを全て 記憶して、そこから答えにたどり着くのです。

一人の医師、あるいはチームでもそれぞれ記憶したり、共有できるデータには限りがあります。
資料を見ながらやるのはとても大変なことで、人間にはちょっと難しいことなんです。

今後はさらに画像診断もできるようにと開発中なので、診断力はさらに高まる予定です!
また、今までの医療データや患者自身の特徴や遺伝子データを活用して、「その人」に最適な治療法や薬を選んだり、さらには「その人」の健康維持の手伝いをさせたりと、様々なことに活用されるる予定です!

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日本でAIを医療に活用する計画とは!?

『ワトソン』もスゴいですが、日本でも、AIを活用した統合的ながん医療システムの開発プロジェクトが始まっています!
国立研究開発法人 国立がん研究センター、株式会社Preferred Networks、国立研究開発法人 産業技術総合研究所、人工知能研究センターが参加しています!

国立がん研究センターには、膨大な、しかも質もいい研究データ、治療データがあります。
なぜなら日本は医療保険を完備しているし、CTや MRIなどの設置比率は世界一で、治療や検査をちゃんと受ける人が多いからです。
医師の質の「平均」も高いですよね。

アメリカだと、いいお医者さんはものすごくいいけど、治療費はものすごく高いので、多くの人が治療してもらえません。
お金のない人は治療を受けなかったり、あまりよくない病院に行くため、質のよいデータにはならないでしょう。
それだけでなく、患者さんのデータにも偏りがでてきます。
栄養失調ぎみの人や、高齢者のデータは自然と少なくなる可能性があります。

まぁそんなわけで、世界的に見ても良質なデータを大量に保有しているため、これを活用しようと考えているのです。

計画では、まず国立がん研究センターが保有するデータをAI に学習させます。
これにより、がんの研究が効率化すると予想しています。

そして、予防。
今では、遺伝子によってがんになりやすい、とかデータがあります。
それと、体質や個人の生活習慣から、国民の健康を維持する手伝いをさせます。
アプリなどで実行するんでしょうかね!?

そして、診断。
画像診断、症状の解析などから診断させます。
個人に適合した治療のピックアップ。
さらには新薬の開発を計画しています。

何だか『ワトソン』と同じですね。
それでも膨大な、質のいいデータを保有する日本は、それによって『ワトソン』よりもさらに医療に貢献できるAI を目標としています!
そうしたら、医療費も削減するはず、と期待されています!
早く実現するといいですね!