
今話題になっているカジノ法案。法案は成立したものの、実際に統合型リゾートが開業されるのはいつなのでしょうか?2020年の東京オリンピックに間に合わせたいというのが政府の意向のようですが、間に合うのでしょうか?
政府が目指す統合型リゾートの開業時期
以前から、「日本にカジノを作る」という法案はたびたび出ていましたが、成立するには至らずいつも白紙に戻っていました。
今回も同じ道を辿るのかと思いきや、意外にも「カジノ法案成立」。
反対する人間はいるものの、比較的とんとん拍子で話はすすんでいる模様。
国民の反応も悪くはないし、中には「期待している」と言う声もあり、自分の地域に施設建設を希望する自治体も多くあるそうです。
「この波に乗って、早く統合型リゾートを開業したい!」というのが政府の本音。
政府としては2020年の東京オリンピックを目標に、開業したいという思いが強いようです。
みなさん知っての通り、オリンピックは日本を世界にアピールできるまたとない機会ですよね。
オリンピックまでに、統合型リゾートを開業できれば、世界中へ日本の観光施設の存在を知ってもらえる良い機会になるし、言ってみれば、タダで宣伝ができる訳です。
上手い具合にタイミングを合わせようと、計画を急ぐ政府ですが、なかなか思うようにはいかない様子です。
開業までの道のりは長い!?
「カジノ法案」は可決されたものの、まだ「これから統合型リゾートを作っていく事を考えていこう」という段階です。
これから実際に、開業に至るまでにはどんな道のりがあるのでしょうか?
まずこれから政府内で、専門の組織を作り、具体的な計画の進め方を考えて決めいかなければいけませんが、この時点でかなりの時間がかかるのでは?と予想されます。
政治家によくある、あーだこーだと言って、結局なかなか決まらないパターンですね。
具体的な案が決まったら、今度はどの場所に施設を作るのか決めます。
恐らく地方では「自分のところでぜひ!」という声も多くでてくるはずですから、いろんな条件を考えながら場所を決めていく事になるので、また時間がかかります。
場所が決まって、施設建設を委託する業者を決めて、工事が開始。
実際に、統合型リゾートの運営に携わるのは、民間の業者になるようですから、開発にかかわる民間業者も決めなければいけませんし、決まった後もカジノを運営するためのライセンスを取得しなければいけません。
また、警備などの安全面での問題をどうするかなど、やらなければいけない事は山済みです。
統合型リゾートは、現実的に考えるといつ?
いろんな工程を経て、やっと工事にたどり着ける訳ですが、それまでの期間は早くても2年ほどかかるのでは?と見られています。
実際工事に取り掛かれれば、施設の規模にもよりますが、1年である程度の施設を作る事は可能です。
最近では立派な住宅も3ヶ月で、建てる事ができますから。
それに、一つの場所にさまざまな施設を作るとの事ですが、すべての施設が建設できていなくても開業する事はできます。
営業しながら、次々に新しい施設を建設し、最終的に統合型のリゾートという形になればいいのです。
そう考えると、オリンピックまで間に合うか間に合わないかは、微妙な所ですね。
せっかく工事を進めても、オリンピックまでに間に合わなかったら、なんだかもったいない気がしますよね。
しかし、一部の政治家は、オリンピックに間に合わなくても、2025年までに間に合えばいい、と言う人もいます。
2025年に予定されている万博を、日本に誘致したいと考えていて、それまでに統合型ゾートが開業できれば、オリンピック並みの宣伝効果があると見ているのです。
また、東京オリンピックが終わった後に訪れるであろう景気低迷を避ける目的もあるようです。
日本にはカジノのある面白い施設がある。その施設には国際会議なんかも開催できる大きな会議場もある。観光にも会議にも是非使ってください。
といった感じです。
こう聞くと、夢や希望は膨らむばかりですが、実際に開業するのが現実的になるのはいつなのでしょうか?