稲田朋美防衛相
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稲田防衛相の白紙領収書の問題がかなり話題になっていますね。政治の世界では白紙の領収書は違法ではないそうです。
そんな政治の世界のお金の流れについてご紹介します。

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白紙の領収書ってそもそも何?

一般人の感覚でいうと、「白紙の領収書って何?金額書いてないなんて意味ないじゃないか」と思いますよね。

普通の会社ではまずありえない。
一般の会社では出張費や経費にお金を使用した場合に「証拠」という形で領収書をもらったり書いたりしますから。

稲田防衛相はどういう経緯で白紙の領収書を使う事になったんでしょうか?

事の発端は、稲田防衛相の資金管理団体の収支報告書に記載されていた領収書のうち、260枚が同じ筆跡であると共産党から指摘されたのです。

なんでもパーティーの主催者から白紙で領収書をもらって、後で事務所で同じ人が日付けやら金額やら名前を書いたんだとか。

「稲田さんやっちゃたな・・」

こんなスキャンダルが発覚したら政治生命終わったなって思った人も多いでしょう。白紙の領収書に自分で記入するなんてこれは偽造じゃないか?

稲田防衛相もなんらかの処分を受けるのだろうと多くの人が思ったはずですが、当の本人はどこ吹く風。

「主催者の了承を得て日付や名前、金額を記載した、だから違法ではない」と開き直っているのです。実は法律的には違法ではないのですが、それで済む話でしょうか?

悪いのは誰?

彼女だけが特別こういう事をしていたかというと、実はそうではないのです。
共産党から、自民党ではこういう事が横行していると指摘され、実際、他の自民党の政治家も認めているのです。

何百人も出席するパーティーでいちいち封筒の金額を数えて確認するのが手間だから、後で主催者側に金額の確認をして書いたというのが理由ですが、後からそんな確認をする方がよっぽど手間なような気がしますよね。

数えるのが大変なほどの額だったのでしょうか?そんな大金ならなおさら金額を確認して領収書をその場で発行するのが当たり前ですよね。

一般人からは考えられない風習です。

「みんながやっているから自分もやった、みんなやっているのになぜ自分だけ批判を浴びるのか?」というのが彼女の本音でしょう。

彼女の言い分もわからなくはないです。
会社でも学校でもそうですが、組織に属していて昔から横行している習慣のようなものっておかしいと思っても、なかなか自分だけそれに逆らってやらないって勇気のいる事ですよね。

大学のサークルの飲み会は、昔から未成年の飲酒を黙認してきたのが習慣でしたが、今の時代では当然許されず、サークル自体がなくなるという事までありました。

「白紙の領収書」の件も昔は許されていた事なのかもしれませんが、政治のお金の流れに世間が厳しくなっている現在、組織の習慣に流されてしまった彼女にも責任はあるでしょう。

法律的にはセーフでも、彼女に対する国民の不信感は大きくなりました。

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白紙領収書が富山ほど大きく批判されないのはなぜ?

「領収書疑惑」といえば少し前に富山の市議会で政務活動費の記載内容の「偽造」が発覚。この時は、芋ずる式に次々と偽造にかかわった議員が辞任しましたよね。

同じ領収書問題でもこちらは架空の領収書を作って得た政務活動費を私的に流用していましたね。言ってみればお金を騙し取っていたのです。

稲田防衛相や自民党でされていた事は主催者からもらった白紙の領収書に、主催者の了承を得て自分で書いたとありますから、違法にはならないですし、富山の時と比べるとそんなに世論から批判はされてないですよね。

しかしいつの時代も政治家にお金の話題はついてまわりますね。