核兵器禁止条約 賛成
photo by nuclearabolitionjpn.com/

核兵器廃絶をめぐって世界が動き始めました。日本を含めた38の国が反対、それを大きく上回り、123もの国が賛成をしました。多くの国が核兵器禁止条約に賛成しているのですが、それらの国には何か共通点があるのでしょうか?

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核兵器禁止条約に最初に乗り出した国はどこ?

そもそもこの条約を提案した国はどこなのでしょうか?

オーストリア、メキシコ、ニュージーランドなどの複数の名前が上がっています。

一見何の共通点もないように見える国ですが、条約に賛成している国を大きく二つに分けると共通点が見えてきます。

「自然が豊かな国」と、「発展途上国」というカテゴリーに分けられるのです。

例えば、オーストリアやニュージーランドは広大な面積の多くが自然のまま残されており、豊かな美しい自然をずっと残していきたいという思いが国民も政府も強いのでしょう。

もしこのまま核兵器を保有する国が増えていけば、害を及ぼす相手は何も人間だけではありません。

核実験や攻撃による放射能で一度汚染されてしまった土地は100年先まで汚染されたままです。汚染された草木を食べる動物に奇形や障害がでたりする可能性もありますし、その動物を食べる人間にも当然、害が及びます。

生態系がぶっ壊れてしまうわけです。

一度壊れた生態系を元に戻すのに、何倍の時間がかかるでしょうか?

「自然が豊かな国」に住む人々はそういう気持ちが人一倍強いのではないでしょうか。

普段、コンクリートだらけの都会に住んでいると、「今ある自然を残そう」という発想になりにくいものです。

そしてもうひとつの「発展途上国」の国々。
ブラジルや、南アフリカ、アジア諸国など、まだまだ「貧しい」と言われる国が多いですよね。

こうした発展途上国は国民の生活を十分に支えるだけのお金はありませんから、当然核実験をするためのお金もありません。

なので他の国が核兵器を持って威圧してきたら、逆らう事ができないのです。
もうされるがままになってしまいます。

それを恐れて発展途上国では条約に反対する国が多いのです。

「核兵器禁止条約」賛成の国はこれからも増えるの?

最初に条約に乗り出した国は「自然が豊かな国」と「発展途上国」。でもそのどちらにもあてはまらないのに賛成している国もあります。

なぜ賛成の立場をとったのでしょうか?

答えは簡単、その方がメリットがあるからです。

研究や製造に莫大なお金がかかる核兵器。費用以上に何かあった場合のリスクは大きい。

そんなもの必要ないと考える国がほとんどです。

すでに条約に乗り出した他の国から、「核兵器を禁止する条約を作るから賛成してくれる?」と言われれば、「うちの国は核兵器作らないし、他の国が持ってるのも嫌だし」「え?核兵器禁止する条約?いいんじゃない、それ賛成」となるのが自然な流れでしょう。

自分で発信する事は手間がかかりますが、他の国から発信されたものに乗っかるのはわりと簡単ですからね。

特に反対する理由がなければ乗っかっちゃった方が世論からの非難も浴びなくて済みますしね。

こんな感じで賛成の輪は広がっていったのではないでしょうか?

おそらく、これからも広がっていくでしょう。

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反対の立場をとっていても、内心は賛成の国もある

いろんな事情があり、賛成したくてもできない国もあります。それはわが国、日本。

「みんながやるなら自分もやる」そんな国民性の日本、今回も賛成多数の波に乗っかるのかと思いきや、意外にも反対という立場をとっています。

唯一の被爆国なのに・・核廃絶訴えてきたのに・・そんな矛盾を世界から非難されている日本。

いろんな事情があり、賛成できない。

日本と同じ境遇にいる国も実は多いのかもしれませんね。