出稼ぎ留学生
photo by http://www.nhk.or.jp/

最近、専門学校に留学してくる外国人が増えていますが、さまざまな問題があるようです。バイトに単位がつくのは不法就労?それとも優しさ?実は学生もそれを望んでいる?そもそも、悪いのは政府?解決策はある?カンタンに解説いたします!

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バイトに単位がつく!?驚くべき専門学校の実体!

文部科学省が2004年から企業実習を推奨しているため、専門学校では、バイトの時間が単位として認められます。

文部科学省としては、専門的な職業を体験することによって、人材育成を行うことを目標としたのですが、「現場」ではその理想からかけ離れたことが起きていました!

専門的な職業ではなく、食品工場での単純作業や、荷物の仕分けなどのバイトを実習として行い、お茶を濁しているのです!!

行うべき授業を行わずに経費を「節約」しながら、留学生からはきっちり授業料を貰っている。

むしろ、貧しい国からやってきた留学生に「ちゃんと」授業料を払わせるためにバイトを斡旋してるのでは?とまで言われています。

実は働きにきている学生も!!

こんなにバイトばかりさせておいては、専門学校の悪評が広がり、やがて留学生が来なくなってしまうのではと考えてしまいますよね。

でも実際は、留学生側にもさまざまな事情があり、なんと、今まで週28時間までと定められていた留学生の就労時間を週36時間にしようという動きさえあります!

どうしてこんなに働きたい留学生がいるのでしょう?

それは、日本で外国人が普通に働くのはなかなか困難なのですが、留学生なら日本人の学生と同じようにバイトができるからです。

つまり、もともとバイトすることが目的の留学生が存在するのですね。

そういった学生は、いったん卒業しても別の科に入学しなおしたりして「留学生」を続けるケースもあるとか…

また、ネパールなどから来る留学生の多くが現地の仲介業者に仲介料を支払い、借金がある状態で来日している、という事情があります。

こちらは働かざるを得ないという状況ですね。

では、どうして借金してまで日本に来るのでしょう。

それは自国で働くよりも、日本でバイトしたほうが稼げるからですね。

アメリカに働きに行くメキシコの労働者と同じです。

トランプ大統領はメキシコに壁を作ることで問題を解決しようとしていますが、日本ではどのような解決策が考えられるのでしょうか?

なんでバイトに単位がつくの?

さて、そもそも専門学校でバイトに単位を認めるようになったのは政府が関係しています。

労働者不足である日本では政府が『留学生30万人計画』を立てて、優秀な外国人労働者を獲得しようとしています。

そのため、日本語学校など、留学生を受け入れるための専門学校が乱立することになりました。

なにしろ、政府が計画を立てたのですから!

そして、企業実習を推奨しました。けれど、突如乱立した専門学校の留学生を受け入れてくれる企業がどれほどあるのでしょう?

学校としては政府の薦めでもある実習をしないわけにはいかない。その方が学校の評判もよくなりますからね。

なので受け入れてくれる所、バイトを実習にするしかないという事情もあったのでしょう。

中学校でやっている職場体験と同じですね。職場体験というものの、中学生を受け入れてくれる会社は少なく、結局スーパーやコンビニで「バイト」することになります。ちなみにこちらは無給です!!

本当に、お役所が決めたことって机上の空論が多いですよね。そして一度決めたら、なかなか後に引けないのもダメポイントです!

ちなみに、ここで言う「優秀な労働者」というのは、建前では本当に優秀な、あるいは日本人にはない新しい発想をもって日本企業に刺激を与えられる、ということになっています。

でも本音は日本人の労働者が不足しているキツい仕事を低賃金でやってくれる、ということですね。

ここらへんも、アメリカとメキシコ人労働者との関係と同じですね。

アメリカと同じく、飲食店やコンビニ、工場での単純作業など、もはや留学生バイトなしではやっていけない会社もあるのでは!?と指摘されています。

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解決策はある?

では、どうしたらこの問題を解決できるのでしょう?

それは、労働者へのビザを簡単に取得できるようにすることですね。

日本人の労働者を保護するために、働きにくる外国人には高いハードルがあります。
でも、労働者が不足しているならバイトなどの低賃金労働にかぎればハードルを下げてもいいのではないでしょうか?

まぁ、この場合もキツい仕事を外国人に押し付けるのか!という批判が出てくるのでしょうが…

でも、外国人は稼ぐために来日しているのだから、本人がその仕事でいいと判断したなら問題はないのではないでしょうか?

外国人バイトと日本人バイトの給料や仕事内容に差がでないように、あるいは外国人バイトしかいないところが、あまりにもヒドイ労働ではないかをチェックする必要はありますけどね。

また、最低賃金の引き上げや、同一労働同一賃金などが進められている今、亀の歩くスピードでではありますが、バイトの給料も上がってきています。

まぁ、上がり続けたなら日本人との就職競争になってしまいますが…

少子化が深刻な日本では、アメリカのように入国禁止令などはしばらくはでないはずです!

そしてバイトをメインにしている専門学校は「学校」などとわざわざ名乗らず「外国人就労支援所」となればいいのです。これは公的機関がやってもいいですね。

「本物」の日本語学校も、無償の奨学金を導入したり、留学生が多い国では大使館が留学を援助したりしたら、借金をしなくても日本に来られますよね。

こうして、働きたい人には働いてもらう、勉強したい人はちゃんと勉強できるようにしたら問題が解決できますね!

ただ、入国の規制緩和などは「安全」が問題となるため、この解決策はなかなか難しいのが現状ですね。

解決策はあるのに進められない。それが一番の問題ですね!