パク・クネ大統領とチェ・スンシル
photo by jtbc.joins.com

最新の世論調査では、支持率が5%まで落ちたというパク・クネ大統領。
すでに大統領としての信頼は失墜していますが、チェ・スンシル氏との関係が明るみになるにつれて、国民の間では怒りを通り越して、大統領に対して「一体なぜ?」という呆れにも似た複雑な感情が入り混じってきているようです。

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パク・クネ大統領はチェ・スンシル氏の父親に心酔していた?

最初はパク・クネ大統領が親しい友人に機密情報を漏らしていた事が問題になっていましたが、その後次々に親しい友人とされるチェ・スンシル氏とのお金に絡む問題などが発覚し、チェ・スンシル氏は職権乱用で逮捕されるという事態に。

なぜ、ここまで大統領という立場の人間と一般市民が深く関わる事ができたのでしょうか?

ここまで二人の関係が密接に繋がっていたのにはある宗教の存在が大きくあります。

チェ・スンシル氏の父親である、チェ・テミン氏は韓国の「大韓救国宣教会」という新興宗教の総裁であり、パク・クネ大統領の父親とも深い関係があった人物でした。

その流れでチェ・テミン氏とパク・クネ大統領は昔からの顔なじみだったようです。

1974年、のパク・クネ大統領にとって最も辛い出来事が起こります。
当時の大統領婦人、つまりパク・クネ大統領の母親が暗殺されてしまうのです。

大事な母親の命を奪われ、失意のどん底にいたパク・クネ大統領を救ったのは他でもないチェ・テミン氏でした。

なんでもチェ・テミン氏は死者の声をきく事ができると自分で語っており、この時も「母親の声を聞きたければいつでも私のもとに来なさい」とパク・クネ大統領を慰めたといいます。

これをきっかけにパク・クネ大統領はチェ・テミン氏を心の寄り所にするようになりました。さらに1979年には何と今度は父親まで暗殺されてしまい、この時もチェ・テミン氏が彼女の大きな心の支えになったようです。

大事な両親を失い、言葉では言い尽くせない悲しみの中、パク・クネ大統領は自分の支えになってくれるチェ・テミン氏に絶大な信頼をおくようになり、彼に心酔していくのです。

彼女自身は娘のチェ・スンシル氏の事を「自分が最も辛い時にそばにいてくれた」と語っていますが、その関係は父親のチェ・テミン氏の存在が大きく関わっているのではないでしょうか。

チェ・テミン氏が創立した大韓救国宣教会とは?

チェ・テミン氏の宗教家としての始まりは1970年代からです。

当時は仏教やキリスト教などを混ぜ合わせた「永住教」という宗教を創立していましたが、思ったように信者が集まらなかったのか長続きはしませんでした。

そして1975年にプロテスタントの洗礼をうけ、「大韓救国宣教会」という宗教を立ち上げます。

韓国では意外にキリスト教の信者が多く、国民の3割もの信者がいると言われています。
その国民のニーズに合わせたのか大韓救国宣教会はキリスト系の要素もある宗教のようです。

しかし、「降霊術」を使って死者と交信するという事もやっていたようなので、いろんな要素も含めた独自色の強い宗教のようです。

パク・クネ大統領も「降霊術」を体験してチェ・テミン氏を通じて、自分の両親と繋がっているのだと信じていたのでしょうか?

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パク・クネ大統領は操られていたのか?

これまでのいきさつを知ってしまうと、パク・クネ大統領本人が違うと否定しても、周りの人間は「洗脳されていた」「操られていた」と思ってしまいますよね。

今まで、日本でも宗教がらみの事件で洗脳された有名人をテレビで目にする事はありましたが、みんなが口を揃えて言う事は「自分は洗脳なんてされていない」という言葉です。

パク・クネ大統領がチェ親子を信頼しきっていて操られていたとしたら、見方によっては、パク・クネ大統領も被害者のような気がしますが・・

そこはやはり一国の大統領という立場なので簡単には許されることではないのでしょうね。