
日本でも関心が高いアメリカの大統領選!候補者、トランプさんとクリントンさんの対日政策を比べてみました。
そしたら対日政策においては同じ意見が多くてショック!?もはや「どちらのほうがよりマシか」としか言えないレベルでつらい!!
どうなる日米安全保障条約!?
まずは『日米安全保障条約』について。
トランプさんは『日米安全保障条約』の見直し。
クリントンさんは『日米安全保障条約』の継続を発表しています。
トランプさんが言うには
「自分の国は自分で守れ、守って欲しければ金を払え」
「防衛のためなら日本や韓国が核兵器を持ってもかまわない」と発言しています。
『日米安全保障条約』では、日本は何度か「思いやり予算」などで米軍への予算を増やしてはいるのですが、駐屯費用全部出せと言っていますね。
けれど、日本は第二次世界対戦後、武装解除させられて、その後も「日本に武力を持たせるのは危険だ」という主にアメリカなどの意見により軍事力を持てませんでした。
その後、朝鮮戦争が勃発し、アメリカからの要請により海外に派遣できる部隊を作りましたが、そもそも、日本に米軍が駐屯しているのは、日本が独自に武装しないように、日本の守備はアメリカがするとアメリカが決めたからなんです。
それなのに今さら突然言われても困りますよ!
それに、日本に米軍を駐屯させているのは、日本のためだけではないのですよ!
いくら長距離ミサイルや航空機の技術が上がって、日本の米軍基地としての価値が下がっているとはいえ、やっぱりあるのとないのとでは大違いでしょう!

それに、日本に何かあったら、アメリカだって困ったことになるんですよ!
東日本大震災で車の部品を作る工場が被災した時、日本から部品を輸入していた自動車会社は車を作れなくなったでしょう?
ロケットなどにも使われている「ゆるまないネジ」は今はまだ、日本の会社でしか作られていません!
日本が占領とかされたら、それらの部品はアメリカに行かなくなっちゃいますよ!
日本を守ることはアメリカにとっても必要なはずです。
核兵器にいたっては、論外ですね。
日本が唯一の被爆国だからじゃないですよ。
「キューバ危機」のようになったらいけないからです。
「今から」設置するとなったら、中国、北朝鮮、ロシアが黙ってないでしょう。
今だって、北朝鮮がいっぱい発射してるじゃないですか!
そんなわけで、とりあえずクリントンさんに1票です!
これからも日本を守ってね!!
日本は通貨を操っている悪者?
アベノミクスによって『円安』が誘導されていることについては、トランプさんもクリントンさんも批判的です。
日本も日本で不景気をどうにかしようといろいろやってるんで、すみませんとしか言えませんね。
ただし、日本国内でもこのままでいいのか、という意見もあって、いつ変わるか分かりませんがね。
もちろん、日本の景気のためです。
どの国もそうですが、政府というのは自国と国民のために働くものですからしかたないのです!
ただ、日本を中国と一緒にしないでもらいたいです!
中国の場合は特別で、労働者を超低賃金でこき使って安く作って、国の上層部や一部の富裕層だけが利益を独占しています。
そのため時に激しいデモが起こったり、中国でも問題になっています。
それぞれの国が自国のためにさまざまな政策を行っています!アメリカはアメリカで政策をしてくださいね!
『TPP 』は白紙撤回!?日本を誘ったのはアメリカでしたよね?
『TPP 』については、トランプさんは「不公平な競争にアメリカがさらされる」と言っています。
クリントンさんも「現在は条件を満たしていない」として反対の姿勢です。
日本をTPP に誘ったのはアメリカだったはずですが、どうしたことでしょう?
「(アメリカが)牛肉を輸出しても売れない」って、狂牛病があったからですよ!
オーストラリア産なら買ってます。
アメリカ産でも豚肉なら買ってますよ!
要するに「信用」がないだけです!
狂牛病が分かってからも、チェックが甘くてニュースになっていましたからね。
ちゃんと仕事してなかった、ツケが回ってきただけです!
自業自得です!
「日本車を見かけることが多い」と言われましても、関税がなくなっても輸送費がかかるから、結局日本車の方が多少は高くなるのではないでしょうか?
アメリカにある日本の会社が作ったとしても、労働者の賃金や税金など、アメリカにも利益があるはずですが?
「雇用が~」と言っているのは移民問題もからんでますかね?
それに、今まで関税があっても頻繁に見かけるほど日本車が売れているなら、それだけ日本車がいいとアメリカ人が判断しているからでしょう?
アメリカの会社もいいものを自国で作ればいいだけの話じゃないですかね。
それに、アメリカにはベンツやポルシェは走っていないんでしょうか?そんなことないですよね。
ハリウッドスターとか、お金持ちはベンツ(ドイツ)やポルシェ(ドイツ)に乗って、服や靴はフランスやイタリアのヨーロッパブランドを着てるじゃないですか!
TPP にヨーロッパが加わっていないからとはいえ、日本だけ文句言われるのは理不尽です!
もっとがんばっていいものを作ってください。
それにしても、オバマ大統領の下でTPP を支持してきたクリントンまでも反対になるとは驚きですね。
今のアメリカでは、TPP 大企業陰謀説がささやかれているからでしょうか?
実際、場合によっては企業が国よりも強い権限を持つことも可能、ということですから、たしかにちょっと恐いですね。
もともと農作物について不安を持っていた日本としては、アメリカが待ったをかけてくれてよかったのかも!!
こうして見ると、『日米安全保障条約』という一点だけ、クリントンさんが日本にとってはよさそうですね!
アメリカ人は、アメリカのために「いい」人を選ぶのですが、それがクリントンさんだといいですね!