
たびたび話題になっている韓国の少女像。慰安婦問題の時は必ずと言っていいほど登場する少女像の意味は?
少女像のデザインに意味はあるの?
韓国、釜山の日本総領事館前に「少女像」が設置されて、再び日本と韓国の間で、あーだこーだと、いつもの慰安婦問題がらみの揉め事が起こっています。
いつになったらこの問題で揉めなくなるんでしょうか?
そーいや、今までも慰安婦問題って、たびたびテレビで取り上げられてきたけど、その度、この少女像って出てきますよね?
慰安婦問題イコール「少女像」って感じで。
何も知らない人が見ると、ただおかっぱ頭の女の子が椅子に座ってるだけのこの銅像。
私たちも「少女像」ときくと、無表情な女の子が椅子に座っている様子が、頭になんとな~く浮かんでくるけど、細かいところまではあまり意識して見た事ってないですよね?
でもこの少女像、韓国の慰安婦問題の当事者からすると、像のデザイン自体にとても意味があるもので「この少女像を見ると胸が痛くなる・・」という人もいるそうなんです。
少女像の持つ意味の一部を説明していくと、少女像の「握りこぶし」には、正義を回復させるという決意が、そして「素足」には冷たくて世の中に理解されずに見捨てられてきた、という事を表し、少女の「肩に止まっている鳥」は犠牲者との絆を表しているんだとか・・
一つ一つの作りに、いろんな深い意味があるんですね。
その意味を知ってよ~く少女像を見ると、日本人でも考え深いものがあります。
しかし、中には「慰安婦問題」自体がデタラメだ、という説もあるので、それを聞くと、また少女像を見る目が変わってきますね。
う~ん・・
少女像は何を目的に作られたの?
年数をかけてコツコツ作られ、今や、60体ほど存在しているというこの少女像。
主張がハンパないですね。
そもそも最初の像は、一体誰が作ったものなんでしょ?そして何の目的で?
一番最初に作られた少女像は、キムさんという韓国人の夫婦によって製作されました。二人は同じ大学で彫刻を勉強していたそうで、結婚してからずっと一緒に作品を作ってきたんだとか。
何で少女像を作ったのかと聞かれて、キムさんは「少女像は数十年間胸中に隠していた恨みを取り出して、日本の蛮行を責める慰安婦被害者の勇気を尊重するという意味で作った」と言っております。
要は日本政府に対して、「謝罪がない!」「反省してないだろ!」「許さねーぞ!!」という思いを少女像に込めた、という事なんでしょう。
慰安婦問題では多くの韓国人が日本政府に不満を持っているようですから、キムさんもその中の一人で、得意だった彫刻でその気持ちを形にした、というところみたいです。
それに共感する韓国人によって、少女像は各地に広がっていったようです。
なぜ像にこだわるのか
「慰安婦問題って解決したんじゃなかったっけ?」
多額の賠償金が支払われて、ちゃっかり受け取ってますやん。
・・何で今もそんなに少女像にこだわるってか?
と、多くの日本人はそう思ってるんじゃないでしょうかねえ。
なぜ、韓国ではこの「少女像」にこだわるのでしょうか?
韓国側からすると、賠償金はもらったけど、それはそれ。
お金払ってそれでチャラになったと思うなよって事なんでしょう、恐らく。
対象物の価値は大きく違いますが、例えば日本の原爆ドーム、アメリカの原子爆弾による悲劇を忘れないためにずっと現存されていますよね。
アメリカ人からすると、あまり気分の良いものじゃないけど、日本人からすれば「平和の証」で例え撤去しろ、と言われてもそれに応じる日本人はまずいないでしょう。
それに似た感情が韓国人の中にもあるのでしょうか。