トランプ大統領 入国禁止
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トランプ大統領は入国禁止令を出しましたが、それが「違憲」だと訴えられて、一時的にとは言え「停止」になりました。司法が独立しているアメリカの裁判所にはそれほどの権限があるということですね!それに対してトランプ大統領は上訴しています。結局どうなるのでしょう?

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トランプ大統領の入国禁止令が「停止」に!

トランプ大統領が1月27日に入国禁止に関する大統領令を発令しましたが、1月30日にはワシントン州とミネソタ州が「違憲」だと訴えました。

そして、2月3日にワシントン州の連邦地裁のジェームズ・ロバート判事の判断で、入国禁止に関する大統領令は「一時停止」となりました。

なので今現在は、大統領令の発令前と同じようにアメリカに入国できるようになっています。
対抗措置として、トランプ大統領はセキュリティチェックを厳しくするように指示を出しました。

それにしても大統領令が地裁の判断により止められてしまうなんて、スゴイですよね。

ただ、裁判所が大統領令を無効にできるのは大統領令が「違憲」である場合だけです。

また、トランプ大統領の入国禁止令はまだ「違憲」だと判決が出ていないため、あくまで「一時停止」なんです!
ということは、大統領令が再び実行される可能性もあるんです!

もう、みんな振り回されっぱなしですね。

この「違憲」の申し立ての影には入国監理局や空港などの職員の苦労があったと言われていますが、彼らはまだまだ苦労をしなければならないかもしれません!

大統領令の「一時停止」は仮処分!?

入国禁止の大統領令は「一時停止」ということですが、どういうことでしょう?

ワシントン州とミネソタ州は、大統領令を「違憲」だと連邦地裁に訴えました。
けれど、今はまだ「違憲だと判断されたわけではありません。

「違憲」である可能性があるため、審理することが決定しましたが「違憲」であるかどうか判決を出すまで、すごく時間がかかってしまいます。
そして、入国禁止令というのは実行されれば、ものすごくたくさんの人に影響が出ることが予想されます。

そのため「違憲」であるかどうか判決は出ていませんが、とりあえず今は入国禁止の大統領令を凍結しとこう、ということなんですね。

トランプ大統領が司法省を動かして控訴裁に上訴していたのは、この「一時停止」を取り止めてほしいということでした。

また、「違憲」かどうか判決が出ていないのに大統領令を停止するなんて三権分立に反しているとも訴えています。大統領の権限を犯しているというのですね。

そして控訴裁は、連邦地裁の「一時停止」を支持しました。
これも大統領令が違憲だと言っているわけではなく、多くの人に影響が出るための「一時停止」は妥当である、ということですね。

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結局、入国禁止の大統領令はどうなるの?

2月8日、控訴裁はワシントン州とミネソタ州、そして大統領サイドの双方から意見を聞いて、判決を出す予定になっています。

ちなみに、地裁ではまだ「違憲」であるかどうかの審理をしており、まだ決着がついてない状態です。
もしこちらで「違憲」ではないという判決が出たら、その場合は改めて入国禁止の大統領令が実行されます。

また、これはリベラルなワシントン州での話で、他の州がワシントン州の地裁の判決を不服として、別の地裁に提訴する場合もあります。

そしたら、ワシントン州の判断とは逆の判決になってしまうかもしれません。

実際に、ボストン地裁はすでに大統領令の差し止めを1週間と定めました。
つまり、1週間たったら、また入国禁止にするということです。

これは、この大統領令が安全保障のためであり、確かに効力があるであろう、と判断されたからだそうです。

アメリカでは、約半分の国民が入国禁止の大統領令に賛成しているというから、そういった州もあるんですね。

また安全保障の問題だけでなく、判決も出てないのに大統領令を差し止めるのは大統領の権限に抵触しているという判決が出る可能性もあるのだそうです。

つまり、大統領令は違憲である可能性もあるが、ちゃんと手順を踏もう、という真面目すぎる判決がでる可能性もあるわけですね。

また、これはワシントン地裁の大統領令差し止めが大統領の権限を犯している可能性も示唆しています。

ワシントン州の判断は、ちょっとくらい大統領の権限に抵触しても、人々のために「一時停止」するんだ、という人情的な決断だと言えるのかもしれないですね。

もちろん、バラバラではいけないので、最後は最高裁で争うことになるだろうと言われています。

そして、最高裁で「違憲」だと判断されてはじめて、大統領令は無効になります。

ちなみにこの入国禁止の大統領令は信仰の自由や、法の下の平等な手続きを保証している合衆国憲法、そして移民法と国籍法に違反している可能性があるそうです。

トランプ大統領は安全保障のためであると発言していますし、彼の支持者たちもそう考えています。

最高裁で判決が出るまで1年はかかると言われていますが、いったいどんな判決が出るんでしょうね?

<追記>日本時間2月10日現在、サンフランシスコ連邦高裁は、地裁命令を支持したため、7ヶ国の入国は当面可能となります。