
トランプ次期大統領の内閣閣僚が、大金持ちばかりと話題になっています。金持ち政権で、これからのアメリカは何が変わる?
トランプ次期大統領の内閣は、なぜ金持ちばかり?
トランプ政権の官僚ポストに就く候補者の名前が次々に上がっていますが、名指しされた人達にはある共通点が・・
それは「みんな大金持ち!」という事です。
どんな人が、どんな役職に就く予定なのかというと
- 労働長官→大手ファーストフード店の最高責任者
- 住宅都市開発長官→ 元医者
- 商務長官→有名投資家
- 中小企業省長官→プロレス団体の元最高責任者
と、いう感じです。
みんな、いかにも「金、持ってまっせ~」という顔ぶれがたくさんいますね。
他にも億万長者の投資家や、結婚によって大手会社の一族の仲間入りをした女性などもいます。
単なる「金持ち」ではなく、地位や名誉もある「大金持ち」といった感じの人が多いですね。
そもそもトランプ氏自身も、政治家ではなく、不動産会社の社長でした。
資産は4200億とも言われており、現在は500もの事業を展開しています。
一代で成り上がった「不動産王」とも言われていますから、その人脈も幅広いのでしょう。
トランプ氏のお気に入りの人が、たまたまみんな大金持ちだったのか、自分と同じ大金持ちの人間を、あえて選んだのかはわかりませんが、ぱっと見た感じはトランプ色がとっても濃い人選です。
内閣閣僚候補はみんなトランプ氏と似ている?
財務長官に任命されたスティーブン・ムニューチン氏は、破綻した住宅金融機関を買収し、新しく立て直し、新生へと導いた人物です。
かなりのやり手な人物のようで、何となく雰囲気もトランプ氏と似ている所があります。
「類は友をよぶ」なのでしょうか?
大統領と価値観が同じ人間が官僚になったのなら、大統領との間での、揉め事やケンカはなさそうですね。
もちろん、お金を持っているだけでなく、これまでの功績を考慮して、みなさん閣僚に任命された訳ですが、優秀な経営者は、必ずしも優秀な政治家になれるとは限りません。
実際、以前ブッシュ大統領によって、財務長官に任命された、元アルコアのCEOは、経済政策についての失言で、市場を混乱させてしまうという失態をおかし、最終的には更迭されています。
なので、今回のように、政治家としての経験がない人間ばかりを集めた政権には不安を持つ人も多いようです。
トランプ氏にとっては、居心地の良い政権という事になりそうですが・・
アメリカ国民の反応は?
トランプ氏は「移民を追い出す」や「日本にもっと金を出させる」など過激な発言ばかりしていましたが、そんな彼が当選したのは、アメリカ国民の「貧富の差に対する不満」を汲み取り、「アメリカの貧富の差をなくすんだ」という事を常にアピールしていた事が勝因だと言われています。
「この人なら、自分達の気持ちをわかってくれる!」そう思った貧困層の人は多いようです。
トランプ氏と言えば、白人の貧困層からの支持率が高い事で有名ですよね。
そして見事当選したトランプ氏。
ですが、新しい政権の蓋を開けてみると、閣僚はすべてピラミッドの上にいる人間ばかり・・
そんな上の世界に住んでいる人間が、貧しい人達のためになる政策を実行していけるのでししょうか?
そう疑問に思うアメリカ国民は少なくありません。
なにせ「史上まれに見る金持ち政権」とも言われるトランプ政権ですから、「トランプ氏の独裁政権になるのでは?」と不安に思う人が居るのも当然です。
当選が決まってからも、次々に不安材料が増えていくトランプ氏。
果たして国民の期待通りの政治を実行してくれるのでしょうか?