トランプ大統領 就任演説
photo by nhk.or.jp/news

1月20日、トランプ氏がアメリカの第45代大統領に就任しました!就任前までのツイートが話題になっていましたが、就任したら態度を変えるのでは?と期待もされていました。トランプ氏は、大統領就任式でどんな演説をしたのでしょう?問題点を追求しながら内容をわかりやすくまとめました!

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国民のための政治とは?リンカーンか?バットマンか?

ドナルド・トランプ大統領が一番始めに演説したことは、国民主導の政治にする、ということでした。今まで、政治家など権力の中心部にいる人たちだけが繁栄して、その反面多くの国民は貧困に苦しんできました。

そんな一部の政治家たちによる利益の独占をやめさせて、国民全てに富の再分配を行うと言っています。「国民のための政治」とは、まるでリンカーン元大統領の「人民の、人民による、人民のための政治」を思い起こさせますね。

ただ、「権力を国民に取り戻す」という言葉が映画の『バットマン ダークナイト ライジング』に出てくる悪役ベインのセリフによく似ていると話題になっているそうです。

悪役のセリフだというのがすごいところですね!トランプ氏のイメージが悪すぎるためでしょうか?

とにかく、ワシントンの「自分の陣営」以外の政治家たちを批判していますね。ただ、トランプ大統領は合法的な税金逃れをしていた疑いが濃厚な人物です。トランプ大統領は、昔のことですが、富をアメリカ国民に分配しようとしなかった可能性があるのです。

ですから、政治家たちが富を減らしてもトランプ氏のような実業家たちが儲かるようになるだけかもしれません。あるいは、自分に都合の悪い政治家は、全て排除するつもりかもしれません。なにしろ、自分の婿どのをホワイトハウスに入れるような人ですからね。

そうでなくとも、アメリカが衆愚政治におちいってしまうかもしれません。政治家というのは、専門職です。

例えば、まったく医学の知識はなくても善良で、人を助けたいと願っている人と、他人なんかどうでもよくても、手術の腕はスゴくいい医者がいます。どちらに手術してもらいたいですか?

また、母親は、子どもがどんなにお願いしても、真夜中に甘いお菓子を食べさせたがりませんし、嫌がっても歯磨きを強要します。

政治の全ての判断を、国民の意にそうようにするのは危険なことです。政治家だって、まさか国を滅ぼしたいと思っているわけではありません。
ちょっと自分が得をしたいだけ。

それを、うまいこと手玉にとることが大統領のお仕事ではないでしょうか?もうちょっと、大統領として頑張ってもらいたいですね!

アメリカ第一主義!!

次に、選挙中もずっと主張していたアメリカ第一主義について語りました。軍事負担の軽減や、アメリカの富の流出について話しています。

そのため、これからは貿易、税、移民、外交などの問題でアメリカ第一主義にすると言っています。そして「アメリカのものを買い、アメリカ人を雇用します。」というルールを守ると。

ただ、外国の製品に高い関税をかけるとしたら、外国の部品を使うアメリカの製品は結局は高くなってしまいますよね。日本の液晶とか、炭素繊維とか、ゆるまないネジだとか、アメリカでは作るのが困難なものはどうするのでしょう?

確か、歯科医院で使われている電球も、日本製が世界の中でも高品質だと言われているそうです。これからはアメリカ製の、安いけど質の悪い物を使うようになるのでしょうか?それとも、高くても日本製を買うのでしょうか?

どのみち、大変なことになりますよね。
それに、やたらとアメリカの製品が保護されるようになると、アメリカ製品の質がどんどん下がっていくのではないでしょうか?

また、アメリカ人を雇うことになると、賃金の値下げや製品価格の上昇も考えられますが、どうするつもりでしょう?もうちょっと考えてほしいですね。

でも、それよりもなによりも、実業家として活躍している時は、移民を雇用して人件費を安くおさえていたトランプ大統領が言っても、あまり説得力がない、というのが問題ですね!

テロの撲滅と新たな同盟!

トランプ大統領は、イスラムのテロ撲滅も宣言しました。そのために「古い同盟関係を強化し、新たな同盟を作ります。」と言っています。

この新たな同盟とは、ロシアのことであろうと考えられています。トランプ大統領は、本当にロシアがお好きなようですね。

古い同盟については、前の所(アメリカ第一主義)と少しかぶりますが、日本などの同盟国の負担金を増やす、ということですね。ここらへんも、選挙中に言っていたことと同じですね。

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自由の国なのにキリスト教であることが前提になってるの?

最後に、トランプ大統領はキリスト教の話をしました。
聖書を引用し、アメリカ国民はキリスト教の神によって守られている。だから、どんなことでもできる、と演説しています。

日本人的感覚からすると、政治的な演説の中で宗教的な話をするのはちょっと変な感じがします。

けれどアメリカという国は、そもそも宗教弾圧によって、母国にいられなくなったキリスト教のプロテスタントたちによって建国されました。

ブッシュ元大統領も、聖戦や十字軍などと発言したり、大統領候補の中にも進化論否定者がいたりしましたね。

なので、アメリカの大統領がキリスト教の神様のことを話すのは、もはや「お約束」なんですね。

ただ、トランプ大統領は、イスラム教の人々に差別的な発言をしていただけあって、ちょっとキリスト教以外をないがしろにしているようにも聞こえてしまいますね。ともすれば、キリスト教徒以外はアメリカ人ではないみたいです。

でも、アメリカではこれが「普通」で、トランプ大統領だけがそうじゃないということを知っておいて下さいね。

全体的に、選挙中に主張していたこととあまり変わりませんでしたね。大統領になったら態度が変わるのではないか、という期待もあてが外れてしまいました。

アメリカは、どうなってしまうのでしょうか?